COLUMN コラム

KAWASAKI 旧車 パーツ 特集 【ダイナモ周辺】

Z Series

ダイナモ部分

弊社の記事をご覧いただきありがとうございます。

今回は KAWASAKIの旧車の代名詞「Z1/Z2」の「ダイナモ周辺」に関するおすすめパーツを紹介します。

また、周辺パーツもピックアップしていきます。

TYPE-Z ダイナモキット

ダイナモキット

【商品説明】
MK2以降に採用されたアウターローター式マグネットローターを完全ボルトオンでZシリーズにコンバートさせるキット。
新設されるワンウェイクラッチは、現行大型車で主流な多接点カム式クラッチを使用し、STDエンジンはもちろんハイコンプピストンを用いたチューンドエンジンにもクイックで確実な始動を約束します。
アウター化された軽量マグネットローターによりエンジンレスポンスの向上も期待できます。
また、安定した電圧供給はUSBチャージャーや特に微電圧で反応する電子機器への接続も安心して使用可能です。※マグネットローターのマウントボルトがM8ボルトを使用する車両に適合します。

ここがすごい三大特徴

・セルが滑らない

・発電率が改善する

・エンジンレスポンスの向上

TYPE-Z ダイナモキットの製品特徴や得られるメリットを一つ一つ詳しく説明していきます。

【セルが滑らない】
Z系の旧車を乗る際にぶつかる問題として1つ挙げられるのが、「エンジン始動時にワンウェイクラッチが滑る」ことです。
Z1のSTDワンウェイクラッチハブはセルモーターの動力をクランクシャフトに伝えるために、3点のローラーをスターティングギアを介して伝達します。

・STDワンウェイクラッチハブ
3つある丸い部分がローラーとなっている。
ワンウェイクラッチ

年季の入ったワンウェイクラッチハブとなるとどうしてもローラー部分が摩耗して滑る原因となってしまいます。
旅先やせっかくのツーリングが台無しになってしまうかもしれない不安を解消するために開発されたのが「TYPE-Z ダイナモキット」です。
上記のSTDワンウェイクラッチハブと違い、こちらは現行車でも主流な多接点カム式クラッチを採用し、摩擦する箇所を3点から20点まで増やしました。
この仕様により、セルが滑ることなく確実なエンジン始動を実現することができます。

・TYPE-Z ダイナモキット
20個のカムがセルの滑りを防ぐ
ダイナモキット

【発電率が改善する】
旧車となれば50年近くも前になってくる車輛も少なくありません。
時が経つにつれ、どんなに良いパーツでも劣化してしまい本来の性能を発揮できなくなります。
発電も同じで、年季の入ったマグネットローター等を使い続けるとどうしても発電率が不安定になってきます。
TYPE-Z ダイナモキットに交換することで発電率の安定を実現し、快適なバイクライフを送ることができます。

ダイナモキット

【エンジンレスポンスの向上】
下記画像を比較してみると、TYPE-Z ダイナモキットの方は円の中心周辺がごっそりと無くなっています。これが軽量化されている部分です。
アウター化された軽量マグネットローターを使うことで重量を抑え、クランクシャフトの回転にかかる負荷を減らすことができます。
この部分だけでは軽量化による走りの違いを体感するのは難しいかもしれませんが、エンジンレスポンスが上がっていること間違いなしです。

マグネットローター

【レギュレーター対応に関する注意】
TYPE-Z ダイナモキットにはSTDレギュレーターは使用不可となっております。
当社製品のMFバッテリー対応ICレギュレーターをご使用ください。

MFバッテリー対応ICレギュレーター

【商品説明】
新世代MFバッテリーに対応した高性能タイプレギュレーター。
バッテリーの小型化と長寿命を両立できます。
各ラインアップとも全てカプラーONでの取付けOK。
もちろん従来のオープンタイプバッテリーもご使用いただけます。

装着動画【TYPE-Z ダイナモキット】

 

周辺おすすめパーツ

不安をなくし、快適な走りを実現するために合わせて交換することをおすすめしたい製品を紹介していきます。

ワンウェイクラッチギア
ワンウェイクラッチギア

【商品説明】
セルモーターの回転をクランクシャフトに伝達させる非常に高い負荷がかかるスターティングギアです。
スターティング時にバックラッシュが大きくなりだすとギアやセンター軸の摩耗による交換時期の証拠です。

 

ワンウェイクラッチダンパーラバー

ワンウェイクラッチダンパーラバー

【商品説明】
純正廃盤のワンウェイクラッチダンパーラバーを素材の選択、製造方法までこだわり現代の品質にアップグレード。
ワンウェイギア内側に組み込まれるダンパーラバーは、焼き入れ処理を施した特殊鋼材を用いたベースプレートに耐熱、耐油に優れた高品質合成ゴムを焼き付け一体成型にて完成させました。
経年劣化によりゴムが硬化、変形するとダンパーとしての機能を喪失し、ガタツキが発生すると共にバッククラッシュの原因でワンウェイギアの作動不良やクランクエンドへのダメージを引き起こします。

 

 

厚さ選びに不安を感じましたら下記をご覧ください。

 

【よくある質問】Z系のワンウェイクラッチダンパーラバーについて

ワンウェイクラッチスターティングギア
ワンウェイクラッチスターティングギア

【商品説明】
セルモーターの回転力をワンウェイクラッチギアへ伝達するスターティングギア。
材質は焼き入れにより表面硬度と耐衝撃性を向上させたクロモリ鋼SCM420材を採用しています。
ギアが摩耗し、ガタつくとワンウェイクラッチを痛めますので早めの交換をおすすめします。マウントピンとセットでのデリバリー。

 

スターターギアポジションシム
スターターギアポジションシム

【商品説明】
スターターギアとクランクシャフトの間にセットするシム。材質はKZ系に採用されている鋼系と同等のS45C調質材とし十分な耐摩耗性を実現。
摩耗したシムを使用し続けると、スターターギアの偏摩耗を誘発し、最悪の場合はセルモーターが空回りしエンジン始動が困難となります。
エンジンオーバーホール時に同時交換をお勧めします。

 

ワンウェイクラッチギアセンターベアリング

【商品説明】
スタータークラッチ周りの整備に欠かせないワンウェイクラッチギアセンターのニードルベアリング。
消耗するとエンジンに異音が発生したり、スタータークラッチの滑りの原因となります。

最後に

Z1

今回はZ1/Z2のダイナモ周辺のおすすめ製品をご紹介しました。

50年近くも前の車輛となってきますと、各部品が経年劣化等で不調をきたすことが多くなってきます。
長く乗り続けるためにも定期的メンテナンスは欠かせません。
そのためのリプレイスメントパーツも用意してありますのでぜひご活用ください。
エンジン部分の不安を無くし、楽しくツーリングを満喫していきたいですね。

KAWASAKIの旧車の代表格である「Z1/Z2」。PMCではリプレイスメントパーツからカスタムパーツまで幅広くラインナップしています。
引き続きご紹介していきますので、どうぞよろしくお願い致します。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

その他特集もありますのでぜひご覧ください。

【よくある質問】Z系のワンウェイクラッチダンパーラバーについて

【たまにある質問】マグネットローター・ステーターコイルの適合について

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