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モノコックスイングアーム PMCxGILD designの開発

2023.04.22 new

1998年当時最強のアルミ鋼7N01材を駆使して作り上げたモノコックスイングアームでしたが25年の歳月を越え従来品を遥かに越える高剛性に仕様変更する計画がスタートしました。

 

当時の設計図面を見直し現在のZ系ヘビーユーザーが望むニーズに向かい合い改めて再設計したところPMCが望む完成品とそれを作ろうとする「ギルドデザインとのコラボレーション」により最高品質の商品を生みだすことになりました。

 

1994年創業以来確かな技術で業界に名を馳せたギルドデザインと、1989年創業以来「Zと言えばPMC」と言われるようになった弊社のこだわりを詰めた商品がこちら。

それでは、細部をご紹介します。

 

【オイルキャッチタンクを内蔵】

従来同様にエアクリーナーBOXを取り外した際に必要となるオイルキャッチタンクをフロントスペースに内蔵する事で、別体タンクを取り付ける煩わしさが解消できます。

 

【サスペンションマウント】

高剛性と適度なしなりで近年のラジアルスポーツタイヤを潰して走行できる事も大きな特徴の一つです。170サイズのワイドタイヤという選択肢を考慮し、ノーマルスイングアーム(w250mm)に対し片左右各10mmオフセットの位置をスタンダードと定義しました。

マウント位置はノーマルポジションに加えレイダウン20mm・30mm・50mmの計4段階からご選択いただけます。

同時にサスペンションのフレーム側アッパーマウント部に必要となるオフセットカラーも付属します。

 

 

【ピボット部のベアリング使用】

スイングアームの肝となるピボットマウントは従来品同様にニードルベアリングとボールベアリングを組み合わせ、ラジアル・スラスト両方向に対して最もスムーズな運動性能を実現。

 

【材質のこだわり】

メインパイプには従来品同様にA7N01材を用い”目の字断面”を更に剛性を上げるために特注の段差角パイプ(35x70mm)を使用し、驚異的な高剛性と軽量化を両立。細部まで丹念に刻まれた美しい溶接ビード痕や磨き上げられたポリッシュの輝きは一目瞭然で最高品質であることを伝えてくれます。

 

【内側ブレスラインの追加】

従来品では単一の面構成となっていた内側にブレスラインを追加。目立たない場所ではありますが、一切手は抜きません。

 

【シリアルナンバーの採用】

”この製品は、特別なものである”

そんな思いを込め、個別にシリアルナンバーを設定します。写真はテストタイプなので刻印される文字が少し変わるかもしれませんが、雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。

 

【装着例】

※’76~’80 Z750-1000、Z1R-1/2にご使用の場合は純正リアマスターシリンダーがスイングアームに干渉する為、Afterは74-2014バックステップキットに換装しています。

※フローティングブレーキの装着を前提に設計しておりますので、Afterは75-241リアフローティングキット(特殊仕様)に換装しています。

 

<Before>

<After>

 

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【適合車種と注意事項】

適合車種
:Z750FX-1、Z1000MK2
*’72~’78 Z1/Z2、Z750-Z1000、Z1R-1/2はエキゾーストテールパイプのマウントステー部分をカットまたは内幅を広げるフレーム加工を行う事で使用できます

注意事項

1. 各車種ともに、社外マフラーを装着する際は干渉の恐れがございますので、加工をお願いします。
2. フローティングブレーキの装着を前提に設計しております。トルクロッドをスイングアームに固定する場合はマウントステーをご自身でお取り付けください。
3. ’76~’80 Z750-1000、Z1R-1/2にご使用の場合は純正リアマスターシリンダーがスイングアームに干渉する為ご使用いただけません。

 

【発売予定日とご予約】

発売予定:2023年夏
ご予約:こちらのリンクより承っております