ディテール - Twin Shock Model -

1. マウント - Mount -

  • ベアリングマウント
  • ラバーマウント

S / X / G366 / Z366シリーズに標準装備されている ハウジング摺動面にオイルレスメタルを採用した最高級ロッドエンドベアリングは、長期間に渡りサスペンション本来の自由な動きを揺ぎ無く保ちます。
また、G362 / Z362 / E / ER シリーズには、専用の特殊硬質マウントラバーが標準装備されています。
※ G362 / Z362 シリーズは、オプションで
  ベアリングマウントに変更可能です。

2. コンプレッションアジャスター - Compression Adjuster -

  • 2スピードタイプ
  • イージーセッティングタイプ

S / X シリーズは、HI / LOの2スピードの調整が可能で、加速時の踏ん張り感や予期せぬギャップを越えた時の反応速度にも大きな効果を発揮します。調整範囲はそれぞれ20段階。
Gシリーズは3段階での調整が可能なイージーセッティングタイプとなります。

3. ブラダ - Bladder -

リザーブタンク内で高圧窒素ガスとオイルが混ざり合う事は、微小な気泡が多数発生するキャビテーション現象の原因となり、減衰力の低下に繋がります。
ブラダはタンク内を二重構造に隔てる事で、この現象を防止します。
(Z/E/ZR/ERシリーズを除く)

4. ピストン - Piston -

超精密加工と綿密に計算された多積層シムを組み合わせて完成したハイポテンシャルピストンは、様々なダンピングストロークの状況を想定し、あらゆる状況下においても、ピストンスピードに応じて最適な減衰力を発生させます。

5. トップアウトダンパー - Top Out Dumper -

リング状に成型されたトップアウトダンパーは、急激なブレーキング時にサスペンションがアウトストロークし一気に伸びきるときに発生するホッピング現象を軽減します。

6. シールブロック - Seal Block -

精密加工により仕上げられたブロック本体は、スピンドルとの摺動部分に焼結テフロン加工を施しシール部と一体成型し、高圧縮オイルの圧力に耐える気密性と俊敏な運動に対してのフリクションロスの低減を両立させています。

7. エンドアイ - End Eye -

  • エンドアイ
  • エンドアイ Iタイプ
  • エンドアイ Fタイプ

車高調整機能は、走行環境に応じて自由長を調整し、車体アライメントを変化させる事を可能にします。
・調整範囲は0~10mm
・オールビレットのアルミにアルマイト仕上げ。
 (E / ERシリーズを除く)

8. リバウンドアジャスター - Rebound Adjuster -

ダンピング時の伸びの速さをコントロールする減衰力調整機能は、路面の追従性、車体の安定性、高速走行時の軽快感にも大きな効果を発揮します。
・調整範囲は0~60段
・ダイアル部はシリコンラバー製
 (E/ERシリーズを除く)

9. スピンドルロッド - Spindle Rod-

エンジンでいうピストンとクランクシャフトを連結させるコンロッドの役目を果たすスピンドルロッドは、最高品質のハイテンシルスティール鋼に熱処理を加え抜群の強度と耐久性を実現させています。更にミクロン単位で研磨&鏡面仕上げを施した後に、表面硬度を高めるハードクローム処理を施したまさに強靭なロッドとして完成されています。

10. スプリング - Spring -

  • プログレッシブスプリング
  • シングルレートスプリング
  • 左:シングルレート 右:プログレッシブ

不等ピッチのプログレッシブスプリングがあらゆる荷重下においても最適なレート特性を発揮します。
Sports-Lineにはシングルレートスプリングもラインナップ。 等間隔のスプリングの巻きが、サーキットなどの一定の路面状態で走行する際の、セッティングを合わせやすくします。
・材質は最高級シリコンクローム鋼
・耐腐食性と表面硬度に優れたパウダーコート仕上げ
・Rod Lineにはクロームメッキ仕上げも
 ラインナップ

11. オイル - Shock Oil-

独自開発された専用のサスペンションオイルは、キャビテーション現象を抑え、「しっとり」「しなやか」さを長期にわたり保持し、常に安定性と信頼性を約束します。

12. プリロードアジャスター - Preload Adjuster-

シンプルなデザインのシングルナットとし側面のロックボルトにより緩み止めを装備。 付属の専用スティックにより正確かつ細やかな無段階調整を可能にしています。