□アールズ・オイルクーラー・シリーズ
□EARL'S TEMP‐ACURE オイルクーラーの主な特徴
最新のバキューム・レーシング・テクノロジーにより形成された、
アメリカ合衆国の航空機仕様アルミニウム合金を使用しています。
コア(波状管)の内部に特殊インナー・フィンを設け、オイルを乱流させることにより効果的に熱を拡散します。
尚、インナー・フィンの設置によって機械的強度も大幅に向上しています。
熱伝導率を最優先し、ほとんどの構成部品に極薄のアルミニウム素材を使用しています。
これにより大幅な軽量化も実現しています。
インレット/アウトレットの各結合部分は接合時の強度を高めるため、トップ・プレート・プライヤー部に溶接をしており、フィッティングなどを取り付ける際に破損するようなことはありません。
あらゆるカテゴリーのモーター・ビークルに対応できるよう、様々な使用状況を想定した対気速度範囲とオイルの流動速度範囲を設定しており、速度による空気量とその際のエンジン回転数に応じた最適なオイル圧力が提供できるよう独自の計算式に基づいて設計しています。
コア本体の幅は4種類のバリエーションがあり、各々のサイズでインレット(AN)/アウトレット(NPT)タイプをラインアップしています。又、段数(Row)は45cmまでのスペシャルオーダーが可能です。
全ての商品は出荷時に175PSIの圧力検査を経て出荷しており、又、製造過程内検査においては350PSIでの破壊検査を実施しています。EARL'Sでは常に万全の品質管理を心がけています。
Temp-Acure Oil Cooling System
アールズ・テンプ・ア・キュア・オイルクーラー
 

現在市販されている高性能なオートバイや車は、その小さな車体からは想像もできないようなパワーを発揮します。もちろん、純正のクーリング・システムもエンジンの高出力化に伴って徐々に高効率化が図られており、一般公道での走行であれば何の問題も発生することはありません。しかし、それらの純正品はあくまでも通常走行を前提に設計されたもので、サーキットを走行する場合のように、長時間にわたり激しいドライビングを強いられるような時には十分な冷却効果は得られません。
EARL'SのTEMP-ACUREオイルクーラーは、これらの問題を解消するために開発された画期的なオイルクーラー・システムで、その最大の特徴は「最小限のスペースで、最大限の冷却効果を発揮する。」ということです。
現在のオイルクーラーの主流であるモジュール式オイルクーラーの基本的な起源は、第二次世界大戦で活躍した戦闘機達の誕生の頃までさかのぼります。今もなお伝統的な戦闘機と称されるイギリス軍のスピットファイヤーズやハリケーンズは、当時、最も優秀といわれたロールス・ロイス社製のマリーンエンジンを搭載していました。エンジンレイアウトはV型の12気筒で、最高出力は約1.000〜1.700馬力を誇っていました。しかし、いくら有り余るパワーがあったとしても、そのパワーを永続的に供給させなければ意味がありません。つまり、エンジン温度(油温)の上昇を理想的な範囲内に抑え、エンジン・コンディションを安定させる信頼性の高いクーリング・システムの開発こそが当時の技術者たちの最大の課題となったわけです。彼らの開発したクーリング・システムは、ほとんどの部品を熱伝導率の高いアルミニウムで構成しており、構造的にはエンジンオイルを外部パイプ内に循環させ、さらにそのパイプに密集したエアフィンを配置するという非常に原始的なものでしたが、当時の技術水準から見れば最も効率的にオイルと空気の間に熱伝導をもたらす熱交換器として画期的な発明でした。なお、その優れた性能はその後のスピットファイヤーズやハリケーンズの活躍が物語るとおりです。
多くの技術革新を経てより良い性能を追求した結果、オイルクーラーの内部構造やデザインも大幅に変わりました。そして、現在のオイルクーラーの開発テーマは「よりコンパクトなサイズで、より高い冷却効果を達成する。」ということです。
EARL'Sでは独自の技術開発により、オイルクーラーにおいても常に世界のトップレベルの評価を得ています。そして、その活躍の場はEARL'Sが最も得意とするモーター・スポーツというジャンルにとどまらず、キャンピングカーやトレーラー、プレジャー・ボートなど、あらゆるモーター・ビークルの分野にまで拡がっています。

 
TEMP-ACUREオイルクーラーは、流入する空気を全て効率よく使用するように設計されています。図2)が示すようにTEMP-ACUREオイルクーラーのヒート・リジェクション・レートは、他社製のオイルクーラーに比べて2〜3倍の効果を発揮します。
比較のために用意した他社製オイルクーラー(図1・2のA)は、スタンプ型のディッシュ・デザインを施したものです(このディッシュ・プレートはフィンと液状スクリーンの無いものです)。このデザインは製造業者としては非常に魅力的ですが、単純な構造のため、最も重要な熱伝導率を犠牲にしています。
図3にあるチャートは圧力低下の変化をグラフ化したものです。この図では他社製のオイルクーラーは、TEMP-ACUREオイルクーラーの1/4程度のオイルしか使用していないにも関わらず、圧力の低下が非常に激しいことを物語っています。
以上のようなデータが示すとおり、EARL'SのTEMP-ACUREオイルクーラーは「液体の持つ熱エネルギーを、空気へと転送するための熱交換器。」と呼べる唯一の存在であるということが照明されました。この優れた特性をより効率的にご利用いただくために、是非、取り付けの際には取り付ける位置を十分に考慮していただきたいと思います。
※ラジエーター後方にオイルクーラーを配置するような取り付けは絶対に避けて下さい。